気と経絡の研究会

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当会は古流鍼灸・整体の伝承会です
体を自然律に合わせることが、真の経絡調整技法である

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気と経絡を調整するための秘訣

経絡を調整するためにはまず、その人の気と経絡の状態を把握しなければなりません。

そのための方法として脈診と望診があります。

まず、脈診についてです。

経絡治療において脈診は重要です。気の変化が少しずつ物質化していき最初に現象としてでてくるのが脈、そして皮膚、筋肉、骨と変化していきます。

ですから脈の変化から気の変化を予測するのが、もっとも気に近い位置からの観察になりますが、ただし脈は気そのものではありません

ですから気と経絡の変動をダイレクトに感覚として捉える技術が必要です。

脈を診る場合、初心者のかたは強い弱い、速い遅い、を診ますがそれは脈を数値化して観ることにつながります。つまりそれは西洋医学(現代科学)です。

そうではなくて脈の象(かたち)をみなくてはなりません。形ではなく象です。

脈の強弱で判断すると、どんな脈でもなんらかの証がたちますが、象(かたち)で判断すると経絡の変動が感じられず、証がたたない場合があります。

すると一見変動がありそうな脈でもその人にとっては平脈である場合が意外と多いのです。

つまり脈差診で肝虚や脾虚に観えても経絡の変動を伴っていなければ平脈とするわけです。

平脈とは左右なんら差のない平らな脈のことを言うのではなく、その人固有の脈の象(かたち)が正常なかたちで現れていることです。そのかたちは指紋や顔かたちが違うように人それぞれ違います。ですから平脈は人によって違うということです。それを考慮して判断しなければなりません。

それができると、経絡治療の適応か適応外かどうかの鑑別ができますし、予後判定も間違わずにすみます。

次に望診についてです。

そのための判断基準は古伝望診法によって判別される「気滞」があるかどうか、です。

次に四診合算についてですが、多くの方はこれを多数決のように勘違いしておられるかたがいます。四診合算は多数決で証を決める方法ではありません。

四診すべてが一致していないと証決定できない、というのが四診合算です。
ですから間違いないと思えば、望診だけで証決定する場合もあります。望診で自信が無い場合、脈診や腹診で確認作業をします(もちろん逆の場合もあります)。

もしこのとき望診と脈診の結果が一致していなければ、入念に診察をやり直します。

経絡の変動があり(つまり経絡治療の適応である)、望診や脈診で証決定をした次は適応側および使用穴の選択です。

それは切経で選択します。適応側の男女差、健側患側は判断基準としては、まったくあてにならなりません。

経穴の判断基準は唯一、その経穴が反応点となっているかどうか、それだけです。

使用経穴が決定されたら鍼を当てるのですが、鍼を当てると変動経絡をたどって気が走ります。走った先は出口となりますが、この気の入る口の経穴と出口の経穴は本治、標治または陰と陽のように対の関係になって存在します。

ここで気の出口を塞ぐような操作(透熱灸など)をすると気が通らずに治癒反応が妨げられることになりますから注意が必要です。

つまり気が走った先は禁灸点となるのです。

逆に気の入る口の経穴は、気(刺激)を必要としていますから少々乱暴な操作をしても(例えば強刺激や透熱灸)許容してしまいます。

そして要穴と言われているツボはほとんどが気の入る経穴にあたっている確率が高いものです。要穴に鍼をすれば下手な鍼でも、ある程度効いてしまうのはこのためです。

ただし陽病と陰病では気の入る口と出口が逆転して現れることがあり、その場合は要穴でも気の出口にあたっている場合があります。

そんな状態の時に要穴に手荒な操作をしてしまうと強烈な誤治反応を起こすことがありますから注意して鑑別しなければなりません。

さて、気の滞りが存在して変動経絡があれば経絡治療の適応であり、必ず良い結果をだせます。ですから変動経絡のあるなしを確実に判別しなければなりません。

科学的な観察方法は主体と客体を分けて、その対象を比較検討し差を求める方法ですが、東洋医学の観察方法は主体と客体を分けない方法をとります。

つまり経絡の変動の観察は差を求めてはいけないのです。姿勢の傾きや関節の可動域や角度、皮膚の色、脈の強弱、速度、皮膚のざらつき、硬軟等は、これらすべて差を求める方法ですから、必要最小限に止め、東洋医学的な経絡変動の観察とのバランスを考慮する必要があるかと考えます。

もちろん、その両者のどちらに偏っても良くないと思います。

生きた治療か、死んだ治療か?

治療はシステム化、パターン化した時点で死んでいる治療(機械的な)となってしまいます。

優れた施術家の弟子にはなぜか優秀ではあるが、施術の技量は受け継ぐ事ができなかったという事例が多々あります。
なぜか?

優秀すぎるがゆえに師の施術方法を分析し、分類しさらに診断・治療の方式をシステム化してしまうからです。

システム化された治療法。それは初学者にとっては非常に理解しやすいものです。

指標があり、修得の段階がわかるからです。

が、しかし・・・

その反面、システム化された治療は治療自体を盲目的にしてしまいます。

人体は生きていると言うのに、自然というものは非常に自由度の高いもののはずなのに、その治療体系のシステム・パターンからはずれたものは治療できない、またそれを疑問視する事もできない。
そんな治療家ができあがります。

いまのあなたは、どちらの治療家ですか?

当会のめざす内形を整える治療技術

医学・医療というものは2つに大別されます。ミクロの医学とマクロの医学。

ミクロ医学の最先端は現代の西洋医学。当会がめざすのは身体全体のバランスや、身体と自然とのかかわりを重視した医学。

この目に見えない「つながり」というものは数値化しにくく、長年の経験と勘に頼る他ありませんでした。ですが、このつながり(鍼灸医学では経絡ともいう、他治療体系によってさまざまな呼称がある)というものを過去の名人、達人たちは意識する、しないにかかわらず、調整する技術を修得していました。

この技術の有る無しが平凡な治療家と達人といわれる治療家の差だということです。

当会では、この内形調整の技術の修得を目指して、その訓練法や診断法、施術技法の研究を行っております。

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